思春期を生きる

 今あなたはどんな思春期をすごしているでしょうか。生きづらさを感じていないでしょうか。

 長い人生の中で思春期と呼ばれる時期はほんの数年ですが、人生の中でも特別と言える時期です。体が劇的に変化することはもちろんですが、それに伴い心の世界も大きく変わっていきます。

 思春期を生きるということ、心の世界が変わるというのはどういうことでしょうか?

 子どもの自分が見ていた世界は、その先も永遠に変わりなく続いていくものだと思っていたのに、

 昨日まで普通に話していた男の子が、女の子が急に気になりはじめる・・・親が嫌になる・・・ 

 これくらいなら誰でもよくあること、よく聞くこと、友だちにも話せるかもしれません。

   「月へお出かけ」

 でも・・・

 ある朝目覚めたらいつもの世界とちがう・・・何かが変わってしまった・・・どこか知らない世界に迷い込んだような・・・家族や友だちが昨日とは違って見える・・・自分がおかしくなったのか?・・・昨日とは何かが違う・・・自分はここにいるのか?・・・生きているのか?・・・自分は誰なのか・・・何かがおかしい・・・不安でたまらない・・・

 そんな世界が壊れてしまったような経験になる人もいるかもしれません。思春期はそのくらい大きな変化なのです。

 でもこの言葉にできない違和感をどう伝えていいかわからない、親にも、友だちにも、他の大人の誰にもわかってもらえない・・・

 そんな不安定な思春期を支えてくれているものの一つが、夢や空想、マンガやアニメ、小説、ゲームの世界です。あなたが夢中になっているマンガやアニメの中には、あなたの心の世界が広がっていることでしょう。そこからあなたの心にひびいていくる何かは、あなたの大切な心の声なのです。その声に耳を傾けてみましょう。きっと何かが見つかるはずです。

 それでも心の中からあふれ、あなたの手に負えなくなったら、どうぞ私たち臨床心理士、公認心理師をたよってくださいね。

 思春期をよりよく生き、乗りこえるために、心の中からあふれてくるもの、心の中でうごめくものの声に耳をすまし、一緒に考え、”名前を付ける”お手伝いをします。

思春期(12才:中学生)以上のあなたへ