子どもの相談(カウンセリング・プレイセラピー、保護者相談)

不登校、引きこもり、いじめ、リストカット、非行、発達障がい、虐待など、子どもの心の問題は多岐にわたっています。そして、その内側にはそれぞれの子ども独自の心の世界があります。子育て本の中に「我が子」を探すのではなく、目の前の個々の子どもの心を見つめてみませんか?子育てが少しでも楽しいものとなるように経験豊かな臨床心理士・公認心理師がお手伝いをいたします。

子どもについての悩み・困りごと

  • 発達面・・・発達が遅れているように思う、言葉の遅れ、運動が極端に苦手、落ち着きがない、学習について行けない、他の兄弟姉妹に比べて育てにくさを感じる
  • 不登園・不登校・・・保育所・幼稚園・学校に行きたがらない、親と離れられない、何が嫌なのかわからない
  • 対人関係・・・話がかみ合わないなど、スムーズなコミュニケーションが取りにくい、友だち関係でトラブルが多い、いじめられている、友だちの中に入れない、保育所・幼稚園・学校で全く他人と話さない、かかわらない
  • 気持ちの面・・・かんしゃくがひどい、いつも気分が沈みがち、外出に恐怖を感じている、自分の気持ちがわからなくなっている、怖いことが頭に浮かんできて離れない、漠然とした不安がある
  • 行動面・・・家に引きこもって誰とも話さない、自分を傷つけてしまう、家で暴れる、暴力を振るう、衝動的に行動してしまう、嘘をつく
  • トラウマ、PTSD・・・事件・事故・災害等に遭い、その後、ショック症状(フラッシュバック、悪夢、情緒不安定など)が長く続いている、病気・事故等の後に障害が残り、何もかもやる気をなくしている
  • その他・・・何らかの精神的な症状があるが病院に行こうとしない、病院に行ったが薬だけではなかなかよくならない、自分の性別に混乱があるように思う

保護者の方自身の悩み・困りごと

  • 子どもの気持ちや子どもへの接し方がわからない、子育てに自信がない、子どもがかわいいと思えない、相談できる人がいない、他人に相談しにくい
  • 些細なことでついイライラして子どもに当たってしまう、虐待してしまうのではないかと不安、自分が情緒不安定でカウンセリングを受けたい
  • 幼稚園・学校の親同士の関係で悩んでいる
  • 夫婦、その他家族関係が上手くいかず子どもに影響している、夫婦で子どもに対する考え方が違いぶつかってしまう
  • 事件・事故・災害後の子どものトラウマ、障害にどのように対応すればよいか、トラウマや障害を抱える子どもの育児で不安やストレスが大きい

子育て中の”おばけ”
 ・子育ては自分手当て~”かいじゅう”性をなだめること~

子育てコラム

これから親になろうとしている、なりたい方、妊娠中の方の悩み・不安

  • 子どもをどう育ててよいかわからない、自分が良い親になれるか不安、親になるというイメージがわかない
  • 自分の親との関係が良くなかった、または虐待されていたことが子どもに影響するのではないか、子どもを持つ前に自分の問題を解決したい
  • 妊娠してから不安になったり、落ち込んだり、感情が不安定になった
  • 予定していない妊娠で戸惑っている
  • 養子を持ちたいが不安がある
  • 同性同士のカップルだが子どもを育てたい

子どもの相談でできること

子どものカウンセリング・プレイセラピー(心理療法)とは

 大前提として、子どものプレイセラピー・カウンセリング(心理療法)には保護者相談は必須です。保護者の理解が進まなければ、子どもにプレイセラピーをおこなったとしても効果はほとんどありません。

 子どもの困りごとは、家族関係も含めた環境とセットで考えていく必要があります。

 その上で、言葉が未熟な小学生までの子どもには、主に玩具を使った遊びを通して表現するプレイセラピーを行います。小学校高学年からは、少しずつ言葉での表現を促していきます。

 中学生以上は言葉での対話が中心となりますが、現実や日常のことだけでなく、アニメや漫画、ゲーム、ネットの世界、夢、空想などを通して、心の世界を理解していきます。

 継続した子どものセラピー・カウンセリングは、原則、対面で行います。

 外に出られない、遠方で近くに相談できるところもない、などの事情がある場合は、小学校高学年以上で言葉での対話形式が可能であれば、オンラインカウンセリング・セラピーも可能です。その場合も、可能であれば初回や途中経過に来所して対面で会っておくことが望ましいと思います。

 子どもセラピー・カウンセリングの場合は、継続性を保つためにも、できる限り週1回で来所されることお勧めしています。
 子どもと大人の時間の感覚は異なり、あまり長い期間を空けてしまうと、子どものモチベーションが保てなかったり、不安が大きくなりすぎ、中断の可能性が高くなります。頻度が少なくなってしまう場合でも、定期的な来所をすることが心の安定につながります。

プレイルーム

 最初から週1回のペースが難しいという方は、まずはトライアル(お試し)として、数回(3~5回程度)、親子同席・並行、あるいは保護者のみで来ていただいて、子どもの状態を把握しながら無理のないペースを相談していきます。
 トライアル期間は、定期・不定期、頻度にこだわらず来所日時を決めていただけます。

保護者相談とは

 保護者相談は個人カウンセリングとは少し中身が異なります。

 個人カウンセリングは、自分自身についての悩みや困りごとを深く考えていくものですが、保護者相談は子どもの問題を中心に、子どもの心の声、声なき声に耳を傾けていく作業になります。そのため、ガイダンス(説明、アドバイス)の要素が多くなってきます。その中では保護者自身の在り方を振り返ることもありますが、必要以上には深めません。保護者の心の問題も加味しながら、あくまでも子どもの心を問題を中心に考えていきます。保護者として考えていくことが難しい場合は、個人カウンセリングに移行することを勧めることもあります。

 保護者相談では、子どもが表現していること、子どもの困りごと、心配ごと、行動上の問題や症状などが、心の世界から見るとどのような意味を持つのかについて、そのポジティブな意味も含めて保護者と一緒に考えていきます。

 その上で、必要に応じて発達課題や行動上の問題について具体的なかかわり方をガイダンスいたします。場合によっては、医療・福祉機関を紹介することもあります。

 子ども自身が来られない、来ない場合でも、保護者の理解が進むことで状況は少しずつ変化していきます。こころも頭も何かでいっぱいになって考えられなくなっている子どもに代わって、大人たちが考え、子どもに投げかけ、また考えることをくり返すによって、子ども自身のこころ(情緒)と頭(認知)が少しずつ整理されていきます。これは子ども時代(中学生まで)だからこそ効果的だと言えます。
 そのため、子どもが一人では難しい、あるいは来られない間は、保護者と同席、あるいは保護者がその間をつなぐ形で継続し、空白にしないことが大切です。

 保護者相談のみでも継続的に考えることが効果的ですので、定期的あるいは不定期でも継続相談をお勧めしています。子ども自身の発達や状態の見立てなど、必要に応じて子どもの同席も可能です。

 保護者相談はオンラインでも行っています。

中学生までの子どものセラピー・カウンセリングをご希望の保護者の方へ

子育てコラム

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