この度、「現代の思春期青年期のこころを理解するシリーズ」第2回オンラインセミナーを開催することになりました。
今回のテーマは「新しい思春期」です。
思春期は社会の変化を敏感に感じ取り、その時代の文化の影響を強く受ける時期です。
変わらない発達段階としての思春期と、その時代の社会・文化の中で変化する思春期の心のあり様をどのようにとらえ、また理解していけば良いのでしょうか。
午前は思春期心性について造詣の深い飛谷渉先生より、精神分析的視点に加え、独自の「心的生命論」の視点から思春期の心の世界を紐解いていただきます。
午後は事例検討でさらに理解を深めていきたいと思います。
今回は一日参加(5時間)に加え、午前講義のみ(2時間半)の参加も受け付けています。
現在、Peatixにて「限定公開」しております。*Peatix検索では出てきません。
日本臨床心理士会、および各都道府県臨床心理士会ホームページの研修案内よりお申し込みください。
ご所属の臨床心理士会に掲載されていない場合、あるいは臨床心理士会に所属されていない方は、臨床心理士・公認心理師、医師等の専門家であることを明記して、事務局(現代思春期青年期セミナー:gendai.adolescence@gmail.com)までご連絡ください。申込URLをお知らせいたします。
どうぞお早めにお申し込みください。
【講師】飛谷渉
現職,大阪教育大学保健センター教授。
日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー。
日本精神分析的精神医学会認定訓練指導医
▼講師からのメッセージ
「最近の思春期はこれまでとどこか違っている」
こうしたつぶやきがさまざまな臨床現場から聞こえて来ています。
そもそも思春期は急激な身体の発達と、彼らを取り巻く社会の変化に混乱し、その中で「この体は誰のものなのか」「自分は誰なのか」という疑念のもと、集団の中に仲間を求めます。このような急激な変化が「生物・心理・社会」それぞれの次元に生じる思春期は、心身の脱皮の時期であると言えるでしょう。
しかしながら、この典型的な思春期のメンタリティはすでに一昔前のものになり、今や人とのつながりよりもSNSやAIなどのデジタルツールが彼らの心の拠り所になってしまっています。ここで彼らから聞こえてくる疑念は「私の心は本当に生きているのか」というものです。
この切実な問いとの臨床的取り組みは「社会的・身体的に生きていることと、心が自分のものとして生きていることとは異なる」という新たな視座をもたらしました。私はそれを「心的生命論」という名のもとでモデル化しています。
今回の講義では、現代の思春期メンタリティに関する理解のモデルを心的生命論から概説いたします。初心の方からベテランの方までどうぞ奮ってご参加ください。
【セミナー案内】
【日時】11月30日(日)10時~16時
【会場】ZOOM配信
【定員】①②とも各100名
①午前講義+午後事例検討(5時間、臨床心理士ポイントあり)
②午前講義のみ(2時間半、臨床心理士ポイントなし)
【参加費】
①5000円(一日講義+事例検討5時間)
②3000円(午前講義のみ2時間半)
*キャンセル等での返金はできません。
【参加資格】心理職、医師、その他の守秘義務を有する専門家
【申込〆切】11月23日(日)まで
*臨床心理士資格ポイント申請予定
*参加申込をもって、本セミナー「オンライン研修の注意事項」(下記参照)に同意されたものといたします。

運営事務局 【Wisteria】桃谷子ども臨床心理センター
問い合わせ先:現代思春期青年期セミナー
(gendai.adolescence@gmail.com)