カウンセリング・セラピー(心理療法)

 当センターが実践しているカウンセリング・セラピー(心理療法)は、精神分析の知見に基づく、精神分析的心理療法(カウンセリング)、および遊戯療法(プレイセラピー)です。

 その中心にあるものは「心に浮かんだことを自由に表現し、語る」という方法です。

 セラピスト・カウンセラーとともに、面接室の中の「今ここ」の気持ちや考えを大切にし、頭で考える、理解できる「認知」の部分だけでなく、より深く心の無意識の世界までを探索しながら、現実に生じている問題を理解していきます。

 精神分析では通常、カウチ(寝椅子)を使用します。精神分析的心理療法においても同様のスタイルが取られる場合もありますが、当センターでは通常の心理療法と同じく対面で行っています。
 子どもの場合は、玩具等を使用し遊びを中心としたプレイセラピー、中学生以上の方は概ね成人と同じく対話を通して行いますが、来られた方の年齢・興味・関心に合わせて、日常生活の出来事や夢、空想、物語などから心を探索していきます。

 何をどこから話せばいいのかわからないと思っておられる方も、上手く言葉にできないと感じておられる方も、子どもがちゃんと話せるか、あるいは理解できるかと心配しておられる保護者の方も、セラピスト・カウンセラーが丁寧にゆっくりと道案内をさせていただきますので、安心して来ていただければと思います。

精神分析的心理療法(サイコセラピー・カウンセリング)について

 精神分析と聞くと難しく感じられると思いますが、精神分析的心理療法は「心に浮かんだことを何でも自由に話す」ことを基本に、言葉による対話を通して心の中を探索していくサイコセラピー(カウンセリング)です。直接の問題解決を目指すと言うよりも、問題を自己解決できるように心を成長・発達させていくこと目指しています。
 それには、頭で考える・理解できる意識的、認知的な側面だけではなく、自分でもよくわからない無意識的な側面や情緒的側面を深く探っていくことが必要になります。また、カウンセラー・セラピストとの関係性がとても重要になります。

 人によってかかる時間はさまざまですが、心を探索していくにはある程度の時間が必要です。安定したペースの中でゆっくりと変化・進展していくのが心の自然な在り方となります。
 そのために精神分析的心理療法では、最初に4回程度のアセスメント面接で取り組む課題や目標を設定・共有し、以後は週1回以上のペースで同じ曜日と時間に定期的に通っていただくことになります。
 週1回で通うことがハードルが高い、すぐには難しい、躊躇してしまうという方には、数回のアセスメント面接のみで問題を明らかにするだけでも役立つと思います。そこから継続に移行される方も、最初は生活に合わせて定期的に通えるペースを設定いたします。
 継続相談をご希望の方には、費用負担軽減についてのご相談も可能です。

 保護者相談や頻度が少ない(2週1回、月1回など)場合は、心を深く探索すると言うよりも、一般の心理療法、心理相談と同じく、現実の困りごとに対応するという意味合いが大きくなりますが、その場合でも精神分析的視点から見立て・助言させていただきます。

 詳細はお問い合わせください。

おすすめ記事

  1. わらっている子どもたち
  2. 思春期

おすすめ記事

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP