COLUMN

引越し

春、終わりから始まりへ

 2022年3月

 春の便りが待ち遠しい季節になりました。

 空気の暖かさや独特の香りなどで季節を感じて、ふと昔のことを思い出したりすることがあると思います。季節の移り変わりは、社会の変化や個人の変化とも連動し、心と身体にさまざまに影響を与えています。

 特に3月から4月にかけては、何かが終わった後の片付け、そして、次の新しいことを始める準備をする時期として慌ただしく過ぎていきます。そのため、現実の変化に心と身体を合わせる余裕がなくなり、時には不調にも気づかないことがあります。

 身体の疲れと、心の中では、終わりに対する感情(安堵感、寂しさ、もの悲しさ、達成感、喪失感、空虚感、後悔、抑うつ感、等々)と、始まりに対する感情(喜び、期待、不安、焦り、高揚感、恐怖感、緊張感、等々)が、複雑に混ざり合って動いています。

 片付けや準備に追われて、あるいは、現実の勢いに押し流されて、後悔や喪失感、不安や緊張を見過ごしていませんか?

 心身のバランスの崩れは、不慮のケガ、忘れ物、落とし物、うっかりミスなどの行動にも表れます。「無理をしている」という自覚をするだけでも自然と心身の調整機能は働き始めます。忙しい時ほど自分との対話を忘れずに。

ワンポイントアドバイス ストレスの表れ方は、子どもの頃からさほど大きくは変わりません。自分なりの危険信号を知っておきましょう。

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