COLUMN

不登校・不登園について(幼児編)

 幼い子どもたちが、幼稚園に行きたくない、と言い出すことはよくあることです。

 ですが、結局は大人に抱きかかえられ、泣きながらでも自転車や車・バスに乗せられ園に連れてこられます。保護者はその姿に心を痛め、後ろ髪を引かれる思いと同時に、少しのほっとした気持ちで子どもを預け、その場を離れていきます。

 これは幼稚園・保育園でよく見られる朝の日常の光景です。

 特に入園・進級直後の4月、5月は、季節の風物詩のようにあちこちで泣いている子どもの姿が見られます。保護者との分離という避けられない人生の最初のハードルを越えることは、小さな子どもにとってはなかなかの大仕事なのでしょう。

 このように通常の成長・発達に伴う、保護者との分離不安による行き渋りは、それほど問題ではなく、夏休み前にはほとんどの子どもが落ち着いていきます。

 心配なのは、入園当初にまったく不安を表さない、反応しない子どもたちです。そういう子どもたちは総じて、周囲の子どもが園に慣れた頃に「行きたくない」と言い始め、その反面、幼稚園では適応的であることが多いのです。

 また、別の心配な例は、いつまでたっても行き渋りが収まらない子たちです。子どもによっては幼稚園の3年間「行きたくない」と言い続ける子もいます。そういう子は、皆勤賞で卒園したけれども、小学校で不登校になってしまうという子も少なくありません。
 幼い子どもたちは、幼いがゆえに、大人の力で形だけ適応できているように見えることも多いのです。

 それらの子どもたちには、発達の課題、情緒的な問題、保護者の養育不安、家庭的な問題が隠れていることも多く、それに対する園の受入体制・対応の問題などが複合的に関係しています。

 当センターでは、これらすべての問題や課題を総合的にアセスメント(見立て)し、子どもの行動の意味を考え、保護者の心配ごと、悩みごとに対して具体的に提案いたします。

 取り越し苦労や育児に不安になりすぎている、心配しすぎているだけ、ということもあれば、できるだけ早い発達支援、心理支援が必要という場合もあります。

 自分だけで抱えたり、判断したりせず、まずは専門家にどうぞご相談ください。

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