2024年3月
今年の冬はかなりの暖冬になりましたね。その分、花粉の時期も早まり、今年から花粉症になってしまったという人も多いようです。
花粉症はその症状自体もストレスになりますが、イライラや集中力・気力の低下によって仕事の効率や生活の質が低下するなどの別のストレスを生み出します。よくコップの水に例えられますが、体に入った花粉成分がいっぱいになって溢れた結果、免疫が暴走し、アレルギー症状が現れるということのようです。できるだけ花粉を体に入れないようにすることや早めに薬を飲んでおくことが予防になります。
メンタルヘルスにおいても同じように、ストレス反応は心のアレルギー症状と言えるものです。ストレスを取り入れてしまい、心から溢れた結果さまざまなストレス反応を生み出します。ストレスによって花粉症などのアレルギー症状がひどくなることもよく知られています。体にしろ心にしろアレルギー反応は重症化することがあり、油断はできません。花粉症と異なるのは、ストレス反応は暴走、重症化するとストレス状況から離れてもなかなか治まらなくなる場合があるということです。
ストレスを過剰に取り入れないことは花粉症と同じですが、ストレス発散の方法、対処法を学んでおくということがアレルギー薬に代わる予防になります。
ワンポイントアドバイス ストレス反応の暴走は、それが気力低下などの精神症状であっても体の反応です。まずは体のケアに重点を置き、早めの受診を心がけましょう。