2023年2月
新型コロナ感染症の流行も4年目を迎えました。日常生活の制限はなくなってきていますが、世界の変化に体や心はまだ追いついていないようです。
あるメンタルヘルスの調査によると、全体の46.4%が新型コロナ感染症の流行によるメンタルヘルスの不調を感じていて、そのうち⼥性が52.8%と半数を超えるそうです。メンタルヘルスは自律神経の働きと深い関連があることはよく知られていますが、女性はホルモンの影響で自律神経が乱れやすいということも関係しているかもしれません。
女性に限らず、今の冬の時期は日照時間が短いため、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌量が少なく、メンタルヘルスの不調を招きやすくなっています。さらに社会的には年末年始や年度末などの変則的な動きに対応するため、自律神経も常に稼働状態となりがちです。
自律神経を整えるには、活動性を生み出す交感神経と休息させる副交感神経のバランスが重要となります。休み過ぎるのもかえって乱れる要因となりますので、よく言われているストレスコントロール、適度な運動、バランスの良い食事、質の良い睡眠など、自分の取り組みやすいところからメンタルヘルスの予防対策を心がけてくださいね。
*ワンポイントアドバイス* 小春日和にウォーキング、お風呂にゆっくり浸かる、おいしいものを食べる、ストレッチなど、いろいろありますが、つまりは自分にとって心地よいこと、楽しいことをするということが一番です。