2024年7月
今年の夏も昨年同様、かなり暑くなるようですね。すでに夏バテ気味という方もおられるかもしれません。
夏バテは暑さばかりが原因ではなく、冷房で体が冷えすぎてしまうことも大きな要因です。いわゆるクーラー病(冷房病)と呼ばれているものですね。夏でもクーラーの効いた涼しい部屋の中では温かい飲み物を飲むようにしたり、お風呂に浸かって体を温めたりなど、現代の夏を乗り切るにはさまざまな工夫が必要です。
夏バテ気味の上に、暑くて眠れないと思っていたら「季節性うつ」だったということもあるようです。夏バテと見分ける主な指標は、気持ちまで沈んでいないか、そしてそれが長引いていないかどうかです。夏バテが直接の原因というよりは、夏バテをきっかけに、たまっていた疲れがあらわれてきたということなので、やはりストレスや心身の疲れに対する日ごろからのケアが重要だと言えるでしょう。楽しいことさえやる気が出なくなったときは要注意です。
医療従事者全般に言えることですが、自分のケアはついおろそかになりがちです。支援者が支援者としてあり続けるためにも、マインドフルネス(気づきいたわる・思いやる)を意識してこの夏を乗り切りましょう。
ワンポイントアドバイス 眠れない時についつい布団の中でやってしまうのが、スマホのネットサーフィンやSNSですね、気分が沈んでいたり、不安な時には不安な情報に注目してしまうので、そこにも「気づき」が重要です。