COLUMN

セルフケアのための「自覚」

秋になってもなかなか昼間の暑さがおさまらず、気温差に体調を崩した方も多いのではないでしょうか。

メンタルヘルスは生物・心理・社会モデルの視点から多面的に理解する必要がある、ということは以前にもお伝えしたと思います。その視点は、心の問題が心理的ストレスのみならず、今の時期のような気候変化や環境変化、それに伴う体の不調の影響もあるということ、また環境ということに職場や人間関係を含むと、その逆の場合もあり得るということにも理解の幅を広げてくれました。

この多面的視点によって、心身の不調に対してより対処しやすくなった、つまり、みなさんが早期に気づいて、セルフケアがしやすくなったと言えるでしょう。

とはいうものの、いつもこの生物・心理・社会の3つがバランスよく調整できるとは限りません。例えば、受験生はすぐに受験という環境から離れることは困難ですし、病気や怪我は治るのを待つしかありません。そして不安になりやすい、気に病む性質を緩和させようと思うと相当な時間がかかります。

大事なことは自分の状態・状況について「自覚」していることです。

「自覚」を持ってこの3つの方向からのセルフケアに取り組んでみてくださいね。

ワンポイントアドバイス ストレスチェックで問題がなかった人も、この3つの視点から見ると差やかたよりが見えると思います。自分がストレスに気づきやすい視点、気づきにくい視点を改めて確認してみましょう。

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