COLUMN

雨の中の人

気候とストレス

2022年7月

 五月病を乗り越えたと思ったら、梅雨時期に入って、また何となく体調も気分もがすぐれないという人はいませんか?

 最近は「気象病」という言葉に注目が集まっています。「気象病」は、気圧の影響で自律神経が乱れ、その結果生じる様々な心身の不調のことを指します。特に気圧の低い時に症状が現れるため、低気圧が優勢になる梅雨時期や台風時には不調が現れやすいと言えます。

 「気象病」に対しては、基本的には自律神経の乱れを整えるような日常の工夫(適度な運動、お風呂につかる、睡眠、規則正しい生活、日光を浴びるなど)で対応できますが、悩みを抱えていたり、日ごろからストレスを感じやすい人、落ち込みやすい人は、曇りや雨の日のどんよりとした薄暗さに影響され、精神症状としての気分の落ち込みが強くなる場合もあります。

 また、普段はストレス耐性が高く、体力にも自信があるという人でも、身体的に整えにくいこの時期には、レジリエンス(困難な状況への適応力、回復力、しなやかさ)も低下しがちになりますので、自分だけは平気だと思わずに、予防的に身体をいたわったり、気分をリフレッシュしたり、時々は生活を見直すことを心がけてくださいね。

ワンポイントアドバイス レジリエンスは、良い環境、良い人間関係に支えられていますが、「良い」と感じられるかは個人の考え方、感じ方に左右されます。ネガティヴなとらえ方が多くなっていないか振り返ってみましょう。

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