COLUMN

健康食

メンタルヘルスと食生活

 2023年4月

新年度が動き出しました。しばらくの間はどことなく落ち着かない日々が続きますね。

3月から4月にかけては昔から「木の芽時」と呼ばれ、心身の不調に対して注意喚起されてきました。日本では四季の影響は避けられませんが、今年は花粉症の方にとってはいつも以上にストレスの大きい春となっています。

そうした環境変化だけではなく、日々の食生活や栄養バランスの乱れもメンタルの不調を引き起こす要因だと言われています。

帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科の功刀浩教授によると、うつ病患者に不足しがちな4種の栄養素は、タンパク質・食物繊維・鉄・葉酸だということです。旬のものにはその時期の体に必要な栄養素が含まれていますが、その中でも、この4種を含んだ『タシテヨ食材』を、メンタル不調改善に欠かせないものとして積極的に摂ることを勧めています。

どれもドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の合成に欠かせない栄養素で、具体的な食材としては、大豆製品と魚、野菜、レバー、そして乳製品、特にヨーグルトが良いそうです。花粉症などのアレルギーにも良いとされている食材ですね。

この春は意識していつもの食事に加えてみてはいかがでしょう。

ワンポイントアドバイス 食事に気を遣う余裕がない、余計にストレスだ、という方には、お米に雑穀米や玄米を足してみる、全粒粉のパンや玄米パン、シリアルなどにしてみるなど、お手軽な食材を上手く使ってみてくださいね。

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